モビリティ

“移動のしやすさ”というのは社会的な指標に使われるけど、移動の方法が色々増えてきた今でこそ面白い。ちょっと都市計画勉強してる人っぽい投稿。

Social Mobityというと、ある人が人生の間でどの程度社会的地位をあげられる可能性を示します。一世一代で成功する可能性がどれだけ高いか、一般的に格差が激しい国の方がそれが難しいと言われています。この言葉とは意味が違うんだけど、その人の社会的な立場と移動のしやすさの関連を示す言葉が欲しい。もちろんこのsocial m obiliyとphysical mobilityは関連があるとも言われてます。様々な足枷について列挙して考えてみたい。

まず最初に、移動するのに制限がある障碍者の人たちは、それを社会的になくそうとみんなで努力します。アメリカの地下鉄の障碍者対応のレベルの低さはやばい。パラリンピックでは生身の人間よりも早かったりと逆転していたりしますので、それはこれから社会的に浸透するのがみものです。

高齢者も移動が大変になります、日本だと免許返納のが話題になったみたいですね。確かにお年寄りに電動キックボードはちょっと怖いですよね。子供もいると抱っこしたり、ストローラー利用なので制限がかかります。ママチャリはその移動の制限を解消しようとしています。アメリカでは、Uberはチャイルドシート前提なので、使いづらいです。(ただでさえ子供がいるのに)。日本の電車でストローラに乗って白い目で見られるようですが、そんな国からは逃げましょう。(国外逃亡に関しては後述)

夜間の女性の一人歩きが危ないのであればこれも移動に関わる社会的制限ですね。女性の通行に対して研究している学生に聞くと、ATMと公共交通機関停留所(駅含め)とその車内が一番被害に遭うようです。

貧富の格差があるところでは、運賃と時間も制限になってきます。貧しいところは電車の頻度が如実に低い。欧州では、電車公共交通を一律無料にするのにいろんなところで議論されているようです。やっぱり大きな政府がいいんでしょうか。またマンハッタン島近くにあるJones Beachへいくのに高さ制限で自家用車じゃないと下を通れない橋が昔Mosesによって計画されて、バスを主に利用する低所得者(もちろん有色人種)は通行しづらくしてあるという話もあるくらい。[1]今だと、最新iphone所有者だけ行けるビーチみたいな感じでしょうか。

日本だと多拠点生活とか言われていますが、それを自由意志で選べるのはまだまだ贅沢ですよね。建築家は歴史的に夏の家とかそうゆう季節別に住めるほどの経済的・社会的権威層に奉仕してきた経緯があります。都合が悪くなったらレバノンに移動できるもの社会的移動の制限度合いに関わることですね。僕も、レバノンに逃げやすい方だと思います。難民も移動の制限された人達が無理に移動しないといけない結果でしょう。

言語もあるでしょう。その国の言葉でコミュニケーションできないときついですよね。言語の壁と同時にパスポートの入国審査は日本の現状を語るのに塩梅がいい。 VISAなしで渡航できる国の数は世界屈指なのに(主にカモだからですが)旅券の取得率はすごく低い。その割に、日本に入国するのは結構厳しい。移動が制限されると、その人がいかに外を知りたくとも、分かり合えないので、どうしても他人に対する耐性?許容力も落ちるように思います。日本が強いアニメ産業はよくソフト外交とか防衛とか言われますが、例えば、そうゆうコンテンツを観てくれる人の移動しやすさ(入国のしやすさetc)をあげる。とかどうなんですかね。アニメを見るとと電車のチケットもらえるみたいな。MaaSってこうゆうことだと思う。

取り止めもないですが、全体的に最近のテクノロジー(Uber, 電動キックボード)は格差を助長しているようにも見えますが、それは経済が一番お金を取れる生産層を選別しているからなのでしょう。何ていうかスタートアップ特有というか、ペインポイント処方ですよね。世界で自転車優遇政策がすごく流行っていますが、自転車に乗れるというのもある特定の層に対しての狙い撃ち政策です。最近何かと悪者にされちゃって排除の方向の車ですが、みんなが乗れるインクルーシブな乗り物としてはやっぱりものすごく貢献してきました。東京もそうですがNYのタクシーの巨大化は車椅子と旅行者のスーツケース需要のために分化しているように見えます。でもそれも公共交通が頼りないからという理由もあるでしょう。

六本木でこれからはスマート・ウェルビーイング・ダイバーシティですと声高に叫ぶ前に月並みですが、障碍者や高齢者、子連れ、外国人(移民?)に対しての移動とその収益性を考えると、日本も賢く、幸せに、多様性を許容した社会になるのではないでしょうか。例えば、おそらくみんな便利になりそうな荷物持ちロボットとかいいと思うんですけどね。あと、お年寄りが安心してのせられるかっこいい電動子乗せ三輪自転車とかね。スーパーの荷物カートを公道許可したり。

[1]https://www.citylab.com/transportation/2017/07/how-low-did-he-go/533019/ 実際高さは低いけど、とうのBeachは普通にバス乗り降り所もあるし、全く排除しようとしているようにも見えないとのこと。というかそんなに簡単な話ではない当時は法律規制の方が変えやすく、アーキテクチャの方が変えにくいと思われていたけど、今もそうなのかしら。